「NEWGAME!!」第6話感想これが売る側の最良の選択。一目でわかってしまうあまりにも大きすぎる差。

キャラクターデザインの仕事も順調に進み、ボツや微調整のチェックも含めて、青葉のデスクに積まれていくプリントの数々。厚い紙束となったプリントを見て、キャラクターデザイナーとして着実に仕事を進めていることへの実感から思わず微笑む青葉。ゆんやはじめと話をしているうちに、ゲーム雑誌などに掲載される宣伝用のイラストであるキービジュアルの話題になり、コウからもメインのキャラクターデザイナーとしてキービジュアルを描くことになると告げられた青葉は、プレッシャーを感じてガタガタと震え出す。(TVアニメ『NEWGAME!!』オフィシャルサイト STORYより http://newgame-anime.com/story/?st=6)

第6話「あぁ……すごいなあ……」

今回は何と言いますか、こういった業界などにある少し気分の悪い話でしたね。それを後味悪く残すのではなく、きれいにまとめてくれているのは本当にありがたい。

先にねねっちの話。ねねっちはついに完成させたゲーム「NENEQuest」を青葉に見せていましたね。一人であそこまでやっちゃうのは本当にすごいなぁ…。ねねっちの作ったゲームをほたると青葉でカフェで遊んでいましたが、あれかな、青葉はあんまりうまくないのかな？(笑) あの最後の龍に近接とかかなり難しそうに見えましたけど…。

何にせよちゃんと一本のゲームになっていましたし、自分のゲームで楽しんでいる人を見てねねっちも何かを思った様子。この話は後のねねっちの人生に係るようなイベントだったのかもしれませんね。

そしてキービジュアルの話。ゲームのキービジュアルをキャラデザの青葉が描くんだぞと八神さんも言っていました。青葉も自分に課されたものにプレッシャーを感じつつも頑張ろうとしていました。

しかしこのゲームはかなり期待されているがゆえ、新人にキービジュアルを任せたいとは思われなかった事、そしてフェアリーズで人気を博した葉月と八神というタッグにさせることでそういった売り方ができるようにするためにキービジュアルは青葉ではなく、八神さんに任せるという事になりました。納得のいかない八神さんはいろいろ文句を言ったりしていました。なんでそんなに物分かりがいいんだよ！って言葉は本当に熱も入っててグッときました。青葉も本心では悔しいので八神さんとのコンペをしたいと提案をしました。大和さんは即答でダメですと言いましたが、葉月さんは出来レースになるけどいいのか？という事を伝えつつ、その提案を認めましたね。

でも確かに新人と葉月さんのタッグか、実績がすでにある八神と葉月のタッグ。どちらが売れるだろうかと考えたら後者ですよね。青葉の事も、八神さんの気持ちもわからないことはありませんが、企業としてお金などが動くこともあってそういったネームバリューを使いたいと思いますよね。映画とかでも人気俳優とか起用したり、アニメ映画とかでも俳優使ったりしますもんね。それとは少し違うのかな？

コンペのために青葉はイラストを描いていましたが、うまく書けてはいなかった模様。ずっとずっと悩んでいる青葉を見て、はじめやゆん、ひふみんも心配しているようで何か声をかけるべきか考えていましたね。結局悩み続けていた青葉ですが、不意に思い出したのは葉月さんの言葉。自分らしく書いていいんだと思ってからは楽しんで描き進めていましたね。しかし時間はちょっと足りないみたいで、残業して何とか作り上げようとしていました。

そんな中他の仕事のために残っていた八神さんにキービジュアルを見せてもらいましたが、そこで圧倒的な差を感じていました。

自分とは違い「ほかの仕事」もしつつ作り上げたキービジュアルですが、自分より少ない作業時間で、依頼されていたぬいぐるみについての設定も盛り込んであるデザインになっていました。もちろん八神さんはもとより天才側の人間ですし、キャリアや実績に差があるのでそう簡単に比べてはいけない存在ではないんですが、やっぱり悔しいものは悔しい。

この圧倒的な差、悔しさで青葉は泣き出してしまいました。それをみて八神さんも肩を貸しますが、青葉は切り替えて自分の作品を最後まで描き上げるといって作業に戻りました。

この両者のイラストの差が、私のような素人にもあ、違うな…ってわかりやすく見えていてすごいよかったです。

そしてCパート。実際裏表紙になっていたのは当然八神さんのキービジュアル。ですが青葉も納得のいく感じになったようで、自分の作品を壁に貼っていました。あのイラストも設定資料集とか、説明書（今はないものの方が多いのかな？）とかに使えそうだなと思いましたね。特殊パッケージとかね。

今回八神さんに対しての青葉の接し方が変わったような気がしますね。子ども扱いしないでくださいってのもそうでしたし、泣いた後にそのまま泣き続けるのではなく、自分の作業に戻るなど。彼女の心境に変化があったみたいですね。最後のCパートでもまたチャンスがあったら今度こそ掴み取って見せますよって強気な事も言ってますしね。

今後の話も気になります。