「徒然チルドレン」10話感想 作品中最高にいい奴な本山君。作中一番最低なキスをした千秋。
千秋と香奈は学校帰りに偶然、クラスメイトの剛田と上根が公園で2人きりでいる所を目撃する。教室での様子からは想像できないほどイチャイチャしている2人の姿に衝撃を受ける千秋と香奈。お互いに足りないのは“積極性”なのだと納得した2人は、いつになく神妙なムードに…(TVアニメ「徒然チルドレン」公式サイトSTORYよりhttp://tsuredure-project.jp/story)
第10話 『恋人たち』
最後の話に胸を痛めています。
なんか…この…なんですかね。やるせないような、苛立ちのような不安のようなよくわかんないけれど胸が痛いです。
他の話が明るい感じだったのもあって、余計に最後の話の衝撃が凄い。
そんな一話でした。
では感想。
作中トップのいいやつ本山君
本当に本山君はいいやつですね。今回の一件の男女が二人ともヘタレですが、なんとかフォローしようとしていました。
栗原さんが山根君を校舎裏に呼び出しましたが、なぜか山根君を連れてくる。呼び出した手紙とかLINEとかに一人で来てとか書いていなかったんですね。それに栗原さんも本山君にいてくださいという始末。この二人本当に難しい。
栗原さんの作ってきた二つのプリンを本山君にあげようとしたり、山根君は本当にこういうことに疎い。栗原さんじゃなかったらすぐに愛想つかれますよね。
それぞれうまく二人をいい感じにしようと立ち回る本山君ですが、二人は最後まで奥手。本山君の望んだ感じにはなりませんでしたね。
めんどくさそうな上根さんとそれすら受け入れる漢剛田君。
上根さんの嫉妬というか、拘束したがりといいますかな感じが見えましたね。自分の付き合っている相手と異性が手をつないだり、名前で呼ばれていたり、頼られていたり。確かに嫉妬する気持ちはわからないでもないです。ただ、言うと嫌われてしまいそうですよね。剛田君じゃなかったら嫌われててもおかしくない。
剛田君は全て受け止めていました。というか剛田君にはこれぐらいはっきり言わないと伝わらなかったりして。
というか本当に剛田君がいい漢すぎますね。頼られたりするのもわかる。
漫才コンビのコンビ解消
今回は三つ目と四つ目の話は漫才コンビの話でしたね。
まずは三つ目から。
上根さんと剛田君の二人が公園にいて、そのいちゃいちゃしているところを漫才コンビが見ているという話。
普通にお互いキスできるようになっている上根剛田と違い、まだキスすらもできていない漫才コンビ。焦る原因にもなってしまったのかな。
あと上根さんと剛田君はクラスで見ているときとは全然違うように見えるみたいですね。二人は学校ではあんまりイチャイチャしていないみたい。隠しているわけではなさそうだけれど、公園を出た時は焦ってましたね。漫才コンビも焦っていたのでうやむやになりましたが。
そして四つ目の話。
これは…最低なやり方です、でも彼の飲んでいたのはお酒とは違う気がしますが…。
彼が持っていたのはレッドブルの缶によく似たものでした。スポーツ飲料とアルコールを同時に飲むと回りが早くなるみたいな話は聞いたことありますが、レッドブルで早くなるのかな…?それともあれがお酒だったのか。
かなり酔っているような雰囲気でしたもんね。酒以外で酔ったり、においだけでも酔うキャラクターもいますが(カフェインで酔うシャロ、少量やにおいだけでも酔うNARUTOのロック・リーやアホガールのさやかちゃん)彼がレッドブルで酔った…というのは流石に違うかな。
なんにせよ、彼らにとっての思い出になる初めてをああいった形で奪われるのは最悪。ひっぱたいて帰るのもうなずける。酒やなにかの勢いに任せてああいう行為に踏み切ろうとした彼の気持ちもわからないことはないですが、ロマンチックでも何でもないですからね。
上根さんと剛田コンビはむせたからもう一回やり直したいと言っていましたが、それよりはるかにひどい。あれはキュンキュンしたし。
この二人はこれから先どうなるのか…。ちゃんと仲直りできるのか。今後のこの二人が気になります。