「Infini-T Force」第7話感想 笑の父、Zの本当の願いは娘の死なない世界を作ること。偽者と本物のヒーローの戦いもすごいかっこよかった!
突然届いた父からのメールにより、笑は一人喫茶店へと出向く。静まり返った店内に人の姿はなかったが、しかし確かにそこに父はいた。こことは違う、並行世界のその場所に。互いに顔を合わせることもなく、十年ぶりに再会を果たした親子。父、界堂一道は穏やかに、そして優しく、次元を超えて笑に語りかける。父と娘、二人の間の真実を。一方、笑の邸宅では、健たちが思わぬ敵の襲撃を受けていた。
INSANE FATHER
タイトルは直訳すると「正気でない父」。Zの事でしょうけど、今回の内容を見るとああなる気持ちはわかる。自分があの立場に立ったらと思うと、あれが狂気とか正気でないというのとはちょっと違うと思うな。
今回は笑の事について 詳しく説明されましたね。そんなことがあったとは…。
そして偽物との戦闘シーンもカッコよかった!
Zの願いと笑について
これは衝撃でした。笑がすでに死んでいるのでは?とかは想像していましたが、それとは全然違う内容でしたね。
笑はどの世界線でも「父親の前で死ぬ」という運命にあります。それを避けるためにまず父親がとった行動は「父親の前で死ぬなら父親がそばにいなければいい」という選択。そのためああやって監視カメラ等を使って娘を見ていたんですね。
そんな父親はケースに「娘を死なせたくない」と願い、笑の死なない世界を作っていたんですね。目の前でコーヒーを飲んだ世界戦の笑は死んでしまいましたね。だから牛乳を飲むように言っていたのか。もしかして挨拶をしなかったりするとどこかで死んでしまったりするのだろうか。
笑がバイクで突っ込んだりしても死ななかったのもケースの力ってことですね。
今のZももはや生きているようで生きていない、自分の最愛の娘の命を救いたい意思の集合体なんですかね。自分の存在よりも娘の命を優先する。親なら当然ですよね。
そういえば母親が出てきていないような気がしますが、母親はすでに亡くなっていて、その人の忘れ形見?のような存在でもあるとしたらなおさら笑を死なせたくはないですよね。
Zがケースを欲しがる理由も笑の生きる世界を安定させるためでしたね。
最終的にはケースはZの手に移りました。ケースは持ち主の願いを叶えないと誰かの手に移らないなら、笑の願いはかなったという事ですよね。
父親に会いたいっていうのが願いだったのかな。それとも父親を救いたいという願いかな。
ケースの姿も二人の思い出の中の二つでしたね。笑の鉛筆、そして太陽。ちょっとこのシーン涙が出ました。最悪の状況かもしれないけれど…。
娘のためにほかの世界を、その希望を破壊、奪い続ける父親。正しくはないけれど、悪でもない。自分の娘を助けるために、ほかのすべてを破壊するZもダークヒーローって感じの立ち位置なのかな。
イレギュラー、ヒーローたちはZにとっては異分子ですよね。普通に父親としても年頃の娘と4人の男性が一つ屋根の下で生活しているのは気になりそうだけれども。
誰も犠牲にならずこの二人が幸せになる可能性をイレギュラーが作ってくれたりしないかな…。
対 偽物戦
この戦闘シーン、カッコよかったですね。
ベル・リンがいましたが、彼女が手配したのかな。という事は前回のダミアンはデータ収集係?
ガッチャマンの前に立ちはだかったのは偽ポリマー。ポリマーの能力にガッチャマンの忍法を使う敵でしたね。
ガッチャマンとの戦闘中もポリマーホークに変身して戦闘していました。そして忍法も使う事ができ、爆発するブーメランを使う事も可能。一度やられたと思わせておいて、そこに爆弾を設置。忍者のような戦い方をしていましたね。
次はガッチャマンの姿をしていて、ポリマーの破裏拳流を使える敵。
元からガッチャマンは体術が強く、忍者の動きができることに加え、幻影破裏拳や真空片手独楽を使えるという恐ろしい敵でしたね。
ポリマーの本家幻影破裏拳を破っていましたし。
彼はテッカマンの使っていた光線銃のようなもので移動することも、彼の技も使う事が出来ましたね。
最後のボルテッカと見せかけての超破壊光線も恐ろしかったですね。というか、彼は超破壊光線使っても動けるのか…。強いのでは。
最後はキャシャーンの姿でテックランサーを振り回す敵。テッカマンと違い、キャシャーン特有の素早い動きであの武器を振り回してくるのは怖いですね。ボルテッカも使えるのかな。
単純にヒーローたちの強みを組み合わせて作られた強敵。彼らは苦戦していましたね。
戦闘シーンはアクションもすごくよかったのですが、それに加えて音がいいですね。このアニメの戦闘の音はとてもいいですよね…。
最後は超破壊光線を喰らう寸前にポリマードリルで地下へ避難。その後浮上し注意を上に引かせたところで下に残っていたキャシャーンの超破壊光線でフィニッシュ。
偽物と本物の差は「仲間と共に戦えるか」というところでしたね。
ケースを渡してしまったことをみんなに告げる笑。武士含め、自分の世界を壊されている人がああいってしまうのもわかる。それに自分のために周りを犠牲にするのはっていうのもヒーローらしい発言。
しかしガッチャマンはもう、なんというかもう一人の父親のような存在ですよね。今回も笑の気持ちをわかっていてか武士を止めていましたし。
武士も悪いわけじゃないんですよね。彼は良くも悪くも正直というだけで。
そんなカッコいいガッチャマンですが……冒頭でノックもせずに女の子の部屋に入っていたのは解せませんね(笑)
今回でケースは向こうにわたり、Zの本当の願いなども判明しました。
次回からどんなふうに展開していくんだろう。次回も楽しみ