異世界居酒屋のぶ
居酒屋「のぶ」に盗人が入ったという知らせを受けて、聖職者である助祭・エトヴィンがニコラウスを伴ってやってきた。しかし店は通常通りに営業している。ニコラウスがしのぶを問い詰めると……日中にやってきた小さな盗人の話になった。 居酒屋「のぶ」に入り…
衛兵・ハンスはニコラウスから、今日は居酒屋「のぶ」が「キスの日」であることを聞いた。「キスの日」とはいったい何なのか。まさか、しのぶちゃんが、そんな破廉恥な……! 不安と期待を膨らませながら店に立ち寄ると、店内は男性客で溢れかえっていた。 「…
ゲーアノートはあの手この手で税金を搾り取る、泣く子も黙る徴税請負人である。居酒屋「のぶ」に目をつけたゲーアノートは、支度中の店で店主・信之の帰りを待ちながら、店の粗探しを始める。 そのとき目に付いたのが、しのぶが作っているというまかないの「…
ヨハン=グスタフと、わがままな姪っ子ヒルデガルドという二人の貴族がやってきた。 ヒルデガルドの注文は、「臭くなくて辛くなくて酸っぱくなくて苦くなくて硬くなくてパンでも芋でもお粥でも卵でもシチューでもない、おいしいもの」。古都にある数々の名店…
京都の寂れた通りに店を構えた居酒屋「のぶ」は、正面入口がなぜか異世界へと繋がってしまっていた。大将の矢澤信之(やざわのぶゆき)と給仕の千家しのぶ(せんけしのぶ)は、その異世界の街・古都アイテーリアで店を始めることにする。 衛兵、職人、商人、…
古都アイテーリアで衛兵として働くハンスが、同僚のニコラウスに連れて行かれたのは、居酒屋「のぶ」という名の不思議な酒場だった。 異国情緒あふれる店内、寡黙な料理人ノブ・タイショー(信之)、かわいい給仕のシノブちゃん。一体何が出てくるのだろうと…