私の話に付き合って。

アニメや特撮、映像コンテンツの感想を書きます。よかったら私の話に付き合ってください。

「賭ケグルイ」1話感想 全てを決めるのは金、そしてギャンブルの強さだ。

私立百花王学園は表向きは普通の名門校だが、実態は生徒の序列をギャンブルで決めるという掟が支配する学園。
鈴井涼太はクラスで一番ギャンブルが強い早乙女芽亜里から家畜のような扱いを受けていた。
そんな鈴井のクラスに、黒髪の美少女・蛇喰夢子が転校してくる。
まだ学園の掟を知らない夢子に対し、芽亜里は投票ジャンケンというオリジナルギャンブルで勝負を申し込む。
(TVアニメ「賭ケグルイ」公式サイト STORYより http://kakegurui-anime.com/story/detail.php?id=1000217

 

賭ケグルイ」1話 蛇喰夢子という女

始まりからかなりひどいシーンから始まりましたね。

主人公鈴井と早乙女のポーカー対決。鈴井のフルハウスに対してロイヤルストレートフラッシュを繰り出す早乙女。

蛇喰とのじゃんけんを見た後だと、これも何かイカサマしていたんでしょうね。

開幕から人ではなくなってしまった主人公ですが、椅子にされたりチップを運ばせられたり、まさに奴隷という感じでしたね。

 

しかし学園生活で平気でギャンブルをしているとは、創作ならではの世界観ですよね。
冒頭のシーンなどではみんな楽しんでいるように見えましたが、主人公以外にも借金を背負っているなどの原因でイカサマに協力する人がいるなど、明暗が分かれていました。

主人公の地位についてですが、先生とかからは普通に扱われているのかな?そもそもあの学園の状況じゃあ先生も先生でしょうが…。
蛇喰に学校を案内するように言われたときにも初めてポチでよかったと言っていましたが、ああいう人ではなくなった人が面倒ごとを押し付けられて学級委員になったって感じですかね。

 

この作品は表情が豊かですね、目をそむけたくなるくらい。
かわいらしい女の子であっても、ものすごい邪悪な顔に変化します。
感情が素直に顔に出ているって感じですよね。それ以外でもギャンブルの危うさ、快感、そして緊張感の表現にも繋がっているかと。

 

さて、今回のギャンブルは有名なポーカーと投票ジャンケンと呼ばれるオリジナルゲームでしたね。どことなくカイジのジャンケン思い出します
ポーカーだと配る役の人間を買収して、自分には強い手を配らせるようにしたり、相手の役を揃わせない、あるいは弱い役にさせるなどのイカサマをどこかで見たような覚えがあります、どこだっけな、思い出せません。

ただ投票ジャンケンについては、後ろで相手の持っている札を誰かが伝えてるとしか考えていませんでした。

いつ「誰かから持っている手を伝えてもらってる」のがバレるのだろうと思っていましたが、まさかクラスぐるみで投票を操作していたとは。

それにしても、あの賭けは詰めが甘いとかずさんとかいうレベルじゃなかったですよね(笑) 流石に賭け金が安い時に負けて、高い時は勝つというのは誰しもイカサマを疑いそうなものですが。まあイカサマがばれたとしても、あの時の早乙女と周りの人はみんなグルなわけですから、なんかいい伏せられたりして終わっちゃうのかな。

しかし蛇喰のギャンブル狂っぷりは気持ちよさがありましたね。同時に恐ろしさも。早乙女との投票ジャンケンでも、こういったギャンブル狂の恐ろしさのようなものが、彼女の手を一度グーのカードへ向かわせましたからね。
必ず勝てるギャンブルも、必ず負けるギャンブルも楽しくない。
勝ち濃厚でも負け濃厚でも狂気を楽しむ感じですね。
最後主人公にお金を渡すシーンでも、自分はギャンブルを楽しんだという曇りなき笑顔だったそうで、心底ギャンブルを楽しんだという事でしょう。

あと、このアニメ(漫画もかな?)特有のすごい顔のシーンでも、その絵だけに置いてかれず声優さんも素晴らしい怪演でしたね。どちらかが劣っていると途端に違和感を覚えてしまいますが、どちらもこんなに素晴らしいと見ている人も引き込まれます。

さて次回は「つまらない女」というタイトルですが、必ず勝てるギャンブルとか計算ずくとかそういったことをしてくる相手に対して、蛇喰が思った感情とかかな?

そして早乙女が主人公と同じく首にあれを付けていましたね。あれだけ上にいた人間が、下に見ていた人たちの前で新参者に恥をかかされ、さてどうなるのやら。続きが気になりますね。