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「僕のヒーローアカデミア」第33話感想 「オール・フォー・ワン」から生まれた「ワン・フォー・オール」という皮肉。デクに来る宿命の話。

 

職場体験が終わり、出久をはじめ生徒たちが学校に戻ってきた。ヒーロー基礎学の授業で出久は「ワン・フォー・オール フルカウル」を披露してクラスメイトを驚かせる。その放課後、出久はオールマイトから「ワン・フォー・オール」の成り立ちと、それが生まれた根源であり、“個性”を奪い他に与えることができる“個性”を持つ巨悪「オール・フォー・ワン」のことを聞かされる。「オール・フォー・ワン」は、オールマイトらヒーローたちが守る「平和」を壊そうと、自らの後継として死柄木を育てようと、暗躍していた―!(TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』 EPISODESよりhttp://heroaca.com/episodes.html

 

第33話 知れ!昔の話

 皆の職業体験が終わり、いつもの学園生活に戻るというお話。それとワン・フォー・オールの成り立ちの話や相手のボスであろう人間の情報など、次への布石の多い話でしたね。

 

まずはデクとグラントリノとの職業体験はグラントリノの言っている通り、あまり職業体験みたいなことはできていませんでしたが、デクは満足した模様。今回の職業体験でデクはワン・フォー・オールフルカウルを手に入れましたが、それ以外は基本的に保須での事件に巻き込まれ、そしてヒーロー殺しとの戦いの後は入院していましたし、他の同級生の職業体験に比べると期間短かったんじゃないですかね…。

あと別れ際のあれよかったですね。君は誰じゃといって緑谷ではなく「デク」だと。あのおじいちゃんの認知症かな?と思われる台詞をあんなかっこいい使い方するとは。かっこいい。

 

 

いつもの学園生活に戻ったみんなですが、それぞれどんな体験をしていたかをみんなで話したりしていましたね。爆豪は髪型に癖がついてしまって、あの髪型で投稿してきましたね。笑われるのわかるわ(笑) お茶子ちゃんはなんか波紋でも使うのかなって呼吸をしていましたし、あの家事をしている以外あんまり描写が無かった峯田君ですが、いったい何を見たのか…。

ヒーロー殺しの話もありましたらね。クラスメイトにもあれはエンデバーがやったことになっているみたいでしたね。ここで上鳴もステインの事をクールと言っていましたが、ヒーローを志している人間にまで影響を与えるステインの信念はやっぱりすごいな…。

 

そして気の抜けるようなテンションのセリフからのオールマイトの授業開始。

今回は入り組んだ工場地帯を模した訓練場で、オールマイトの位置を把握しだい救出に迎えという課題。課題説明の時に爆豪に破壊は最小限にと顔を向けながら言っていましたね。まあ、爆豪なら全部破壊しながら進んできたと言われても納得してしまいそう。

 

演習が始まると瀬呂の個性が有利だのいろいろ見ている側の人たちが誰が一番に到達するか話し合っていましたね。しかしおおかたの予想は外れました。デクのフルカウルを知っているのは一部の人間、飯田君、轟君ぐらいしか知りませんからね。今更ですがみんなはデクの個性を「自分の体を犠牲にして超パワーを出す個性」と考えているのであの動きは驚きますよね。轟君もよくよく見てみたらという事で、あの緊迫した状況では考えていなかったようですね。

このデクの成長にやっぱり反応したのは爆豪。自分がベストジーニストのもとでマナーや心構えみたいな本人には不要と感じる勉強をしていた間にデクはあんな成長をしている。爆豪の気持ちになるとこれは悔しいですし、今まで下に見ていた奴が自分に近づくどころかどんどん差を付けられているようにも感じる。嫌ですよね。

結局デクは踏み外して落下。一位は瀬呂でしたね。ただオールマイトもこのデクの成長には驚いたようで、ワン・フォー・オールについての話をデクにしなければならないと言っていました。

後はあれですね。峯田君は元気になってよかったですね…。耳郎りゃんについて何も言われてなかったと本人は気にしてました。

 

デクとオールマイトのワン・フォー・オールについての話。まずこのワン・フォー・オールの成り立ちから話していました。

 

時代はさかのぼり人が特殊能力を手に入れたあたりの話から。その「異質」な人間を追い出そうとする人間などが多数だったそうで、今でこそみんな個性を発現させている(無個性を除き)ヒロアカの世界ですが、こうやってなじんでいくには紆余曲折あったんですね。

そんな中一人の悪人が生まれ、その人間の持っている個性が「オール・フォー・ワン」相手の個性を奪い、それを譲渡することもできる能力。デクも話だけは知っているみたいで、このことは噂や都市伝説みたいな感じで今の時代でも残っているらしいですね。この男こそが因縁の相手であると。

そしてこの男の弟が無個性で、兄とは違い正義感の強い人間だったが兄から、それが何を意味するのかもう分からないが、力を蓄える能力を与えられました。しかしこの弟は実は無個性ではなく、人に個性を譲渡するという無意味な個性の持ち主でした。その結果与えられた能力と、自分自身の能力が混ざり合って一つの個性になった。それが「ワン・フォー・オール」。

確かに私もワン・フォー・オールって自分の強化だけじゃなくて、人に譲渡できるって能力二つあるんだなとは思っていましたが、まさかそれが個性が混ざり合った末生まれたものだとは思いませんでした。受け継いでいく感じのあれまで含めて一つの個性だとばかり。この力を蓄えるってことは最初のワン・フォー・オールはあまり強い個性ではなく、オールマイトの代にしてやっとあのオール・フォー・ワンとやりあえるほどの強さになったってことですかね。

皮肉にも「オール・フォー・ワン」によって生まれた「ワン・フォー・オール」。いつの時代も正義は悪から生まれる。仮面ライダーとかがそうですよね。一号も元はショッカーに改造だれて生み出された怪人ですし、平成の仮面ライダーも敵の怪人と同質の力で変身しますし。

この話の最後、オールマイトはデクに言わなきゃいけない言葉があるようでしたが、出なかった模様。そのころもう君のそばにはいないという話でしたが、もしかして傷もあるのでオールマイトは長くないとか…?

 

この話の最後にオール・フォー・ワンの男が現れましたね。体中に点滴などをしている様子からオールマイトとの戦いで負った傷は完治していないものの徐々に回復しているという感じでしたね。そして死柄木を自分のオール・フォー・ワンを継ぐものだとしていました。

 

さてCパートでは学校あるあるの林間学校の話が出ましたが、期末テストで頑張らないと参加できず補習祭りになるそうなので、みんな頑張るみたい。次回予告で芦戸ちゃんが筆記がピンチと言っていましたが、果たして全員参加なるか。

次回も、そして今後の展開も気になります…!