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「りゅうおうのおしごと!」第12話(最終回)感想 八一の力を引きあげつつもそれを圧倒する名人の恐ろしさ。それを倒しりゅうおうを守り切った八一。

温泉旅館ひな鶴にて執り行われる、名人と八一の竜王戦第四局。ここで負ければ、八一は竜王のタイトルを失ってしまう。だが、彼の心は穏やかに澄み渡っていた。将棋史上最大の一戦を、控え室にて注視するあいと銀子、桂香。そして家からネット中継を見守る天衣。対局の行方は、誰にも判らない。師匠の勝利を信じるあいの眼差しに支えられて、八一は運命の一戦に挑む!!

ストーリー|TVアニメ「りゅうおうのおしごと!」公式サイトより)

 

第12局「最後の審判

遂に最終回になったりゅうおうのおしごと。今回は名人との対局でしたね。

 

 一戦目

まずは名人との一戦目。今度も相掛かりで戦うことに。

 

中二病師弟がニュース番組で説明していましたが、あの二人の存在感とあの場所での異質感であんまり話が入ってこなかった…(笑)弟子も師匠をマスターって呼ぶんですね…。ニコニコ生放送っぽいものにも出演していて、そこでは歌劇見ているかわからんみたいなこと言われてましたが、本当に存在感がすごいお二人。再戦の時は熱くてよかった。

 

 

いままで出てきたキャラクターたちも勝負の行方を見守っていましたね。

姉弟子とあいはどちらがより八一をわかっているか競っているみたいでしたが…(笑)最終的にはあの引き分けを見切ったあいの方が…いや、でもあれは彼女の得意分野みたいなものかな。

 

相手を引き上げる名人

この話は恐ろしかったですね…。ニコニコ動画で見ていたんですが、実際この名人の元ネタであろう羽生さんの世代って強い方が多いみたいで。

 

名人は相手の能力を引き出させることができて、かつそれに八一はついていける可能性があると。八一も自分の力がすさまじい勢いで引き上げられていくのがわかると言ってましたね。いつもよりも先が読めるようになった八一ですが、それをも上回る名人。

自分の力が上がっていて、尚且つ考えに考えた手があんなに早く打ち返されるのは本当に恐ろしいの一言…。

 

 神様にはかなわないのか…という彼の頭に響いたのは女性の声でしたね。

 

八一を支える周りの女性たち

失礼かもしれないんですけど、めっちゃZガンダム思い出しました。カミーユシロッコの最後の戦いですね。あっちだと味方してくれる女性はみんな亡くなっていたような覚えがあるので、実際には違うんですけど。

 

桂香さんに報われない努力はないことを、天衣にはよく考えろと、姉弟子には時間にも気を付けろと…。それを感じて、負けることは怖くないけれど、応援してくれる人を裏切りたくないと彼の心に再び火がつきましたね。

 

前にため息をついていた名人もこれに葉ご満悦の様子で笑っていました。

それでも名人との差がうまるわけではなく以前厳しい状況。そんな中最後に出てきたのはやっぱりあい。心の中の彼女を信じ千日手に。

 

ここの千日手ってすごくいいですよね。前に千日手を…今、何回目!?ってやっていて、また千日手か…って一瞬思わせておいて、実際はそうではなく引き分けを狙ったものだったと。いやぁ面白い。

というか、こういう事もあるんですね…。将棋の歴史の中でもなかったことみたいですが、これも現実であったことなんですかね。お互いが反則負けになってしまうから無効試合に。そして再戦するということに。

 

 あの出て行ったあいはご飯のために出て行ったんですね。もうああなることはわかっていたからってのが彼女らしい。しかしその後はいつものパターン。ロリ王がロリに膝枕してもらって、そこに姉弟子が来ると。まぁ…リラックスはできたのかも(笑)

 

姉弟子も二回もちゃんと押してあげるのが好き。最初は転ばそうとしていましたが(笑)

 

 二戦目

二戦目も相掛かりで挑む八一。それにご満悦な名人でしたが、八一は引き上げられすぎた力のせいで集中しすぎて自分の持ち時間が無くなりがちに。

そしてそこで初めて見えた名人の顔。羽生さんに似ていましたね。それと羽生さんは手を読んだときに手が揺れる癖があるそうですが、彼も揺れていましたね。本当に怖すぎる…。体が揺れるのも実際にあるらしいですね。

 

それでも自分の手を打ち続ける八一。あと2分あれば読み切れるというタイミングで羽生さんが時間を使うという。すごくいいタイミングでしたね。

最後は八一君が読み切って勝ちと。あの勝ちまでの皆のもよかったですね。姉弟子のまた遠くへ行ってしまったってのもなかなか…。

そしてあの歩夢のとこもよかったですね。親友って感じがする。普通に対局の解説する立場なのに片方を応援してしまっていますしね(笑)

 

でも八一が勝ったことでみんなも涙を…ってこれが最終戦じゃないよね…?まぁでも相手が名人だから…って思っていましたが、ここから回想で四連勝した八一君。そんな馬鹿な…それを見せて…と思ったらどうやらこれも元ネタがあるみたいですね。マジで3連敗から4連勝した方が。ただそれを見せていたら話数無くなっちゃいますもんね。聞いた話だとこれでもかなり原作削って削ってみたいらしいですし…。

 

対局の後は一話を思い出す構図に。倒れそうな八一と水をあげるあい。あの時と同じ会話をしていましたね。ありがちな展開だけどこういうの本当に好き。

 

 

最後はみんなでお花見。あいちゃんもなかなかの性格していると思いましたがまさか花見の集合時間を遅く伝えるという、なかなか…その年でそれって大丈夫なのかな…?クズ竜王もそれを咎めようとした割に、上目遣いされたらすぐゆるす甘さ。らしいですけどね(笑)

 

その後はみんな同じ場所に集まってお花見でしたね。イカも木の陰からこっそりのぞいていました。

今までのキャラは結構登場しましたが、名人は呼んでいなかったみたいで。対戦相手だったから呼ばれてなかったのかな。羽生られたってギャグを言っている人がいらっしゃって、それが個人的に面白かったです(笑)

 

そして今回一番おどろいたことがあって、いつも観戦記者をやっている眼鏡の鵠さん。彼女と京都弁みたいなしゃべり方している彼女供御飯さんが同一人物だったってこと。確かに最後にあの記者さんいねーなって思っていましたが、まさか同一人物だったとは…言われてみれば似ている…。

 

最後は回想でおしまい。きれいなまとまり方でしたね。

 

 

いやぁりゅうおうのおしごと!、おもしろかったですね。最初見た時はロリハーレムを作る竜王のお話かと思いましたが(あながち間違っていませんが)棋士の世界とか、女流棋士のお話、年齢制限のある桂香さんの話などもいい話で予想していたのとは違う面白さでびっくりしました

 

ただ、自分の見ていたニコニコ動画のコメントで散見したのはカットしたエピソードがちらほらあったり、対局の話などは原作の方が密だったそうで。まぁ話数制限もあるアニメだとしょうがない感じもしますが。

そういうのもあるから原作も読んでみたくなりました。どんな作品も読んでみたいと言っている気がしますが…これは特に。

アニメのエピソードの進み具合とか、原作のストックがわかりませんが、まだまだ続きが見たい作品なので、いつか続きが来るのを待っています!!

 

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